今回のガンプラレビューは劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』から「HG 1/144 ライジングフリーダムガンダム」を素組で見ていきます。
機体紹介
ライジングフリーダムガンダムは世界平和監視機構コンパスに所属し、モビルスーツ隊隊長であるキラヤマトの搭乗機です。
ストライクフリーダムガンダムの運用データを元に、ムラサメで培った可変技術を流用してオーブが設計した機体となっています。
また、コクピットは全天周モニターや、ヴァリアブルフェイズシフト装甲(VPS装甲)が採用されている。
同じフリーダム系列のMS同様に、武装の多くは遠距離戦闘用の装備が多く、またプラント側の開発・製造となっており、国家・体制間を超えた技術が集結した機体となっています。
キット紹介
キットは劇場版公開日(2024年1月26日)に合わせて、僚機「イモータルジャスティスガンダム」と同時に、HGCEシリーズ No.243として一般店頭発売となっています。
また、キットは完全新規となっており、さらにSEEDシリーズで印象的なアクションポーズ再現に特化した内部構造「SEEDアクションシステム」を搭載したものとなっています。
目次
パッケージ&内容物紹介
ただ、表紙部分がキット写真からイラストに変更になったのは個人的には少々残念に思っています。
ランナー紹介
パーツは全て新規でPS素材、またポリキャップレスの構成となっています。
Aパーツ
B1パーツ
B2パーツ
C1パーツ
B2パーツ
D1パーツ
D2パーツ
E1パーツ
E2パーツ
F1パーツ
F2パーツ
シール
各部組立
頭部
また、ツインアイとメインカメラはクリアーブルーになっています。
胸部
また、肩の引き出し部もパーツに取る2軸構成です。
バックパック
腕部
ただ、基本構造は一緒です。
腰部
また、脚付根部もイモータルジャスティス同様の上下スライドタイプになります。
足首
脚部
また、ふくらはぎ部分にMA時の小型翼が収納されています。
武装
素組完成
ギミック&可動
変形
アクション
比較
まとめ
今回は「HG 1/144 ライジングフリーダムガンダム」レビューしてきました。
毎回、主役機はお値段以上の商品が多いHGシリーズですが、今回も同じ日に、同じ価格で発売となったイモータルジャスティスガンダムより、ボリューミーな内容となっていました。
元のデザインは異なっていますが、ライフル接続部のスライドギミック、ウイング部にビームエフェクトが付くシールドや、左だけではありますが平手が付属したり、バックパックのウィング部分も明らかにパーツ数が多いなど、ライジングフリーダムの方が作りごたえは確実に上でした。
仮に店頭で両方販売している状況で、どちらにしようか迷ったら、迷わずライジングフリーダムをオススメいたします。
ただ、目立つウイングのホワイトラインがシール(又は塗装)が必要であったり、ウイング部のパーツ数が多い分、初心者だと組みあげるのが若干手間取りそうかな?とは感じました。
しかし、完成後は非常によくできたライジングフリーダムを手に入れることができるので、映画見て気になっている方はぜひ手に取っていただきたい1台でした。
また、設定上では、イモータルジャスティスとはフレーム共通で、運用に応じて装備などを変更できるマルチロール機となっておりますので、ぜひマスターグレードでも発売してほしいと思う機体でした。
以上、「HG 1/144 ライジングフリーダムガンダム」の素組レビューでした。
キットのグッドポイント
- (決して安くはないですが)お値段以上のボリュームと完成度
- よく動く「SEEDアクションシステム」を採用した各部関節
- 平手付き
キットの残念ポイント
- 組立説明書の表紙から「素立ち」写真がなくなる
- ウイングの展開方法の説明部文が、少々わかりにくい
- シールドの赤い部分のスライド(特に小さい方)が動かしずらい
技術ポイント
- ゲート:クサビ形
- 腕付け根:胴体 側ロック付き二軸ボールジョイント
- 脚部付け根:胴体側 上下スライド機構付きピン、脚側 3軸
- 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(1軸+ボールジョイント)
- クリヤーパーツ:ツインアイ、ビームシールド、ビームエフェクト
機体&キットデータ
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
- 型式:STTS-909
- 名称:ライジングフリーダムガンダム
- 搭乗者:キラ・ヤマト
- 所属:世界平和監視機構コンパス
- 商品価格:2,640円(税10%込)
- 発売:2024年01月26日
- パッケージ:HG Ⅳ型
- 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)