RG

RG フリーダムガンダムレビュー

2024年4月24日

今回のガンプラレビューは「RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダムガンダム」をスミ入れ＋リアリスティックデカールにクリアコートで作成して見ていきたいと思います。

機体紹介

フリーダムガンダムは『機動戦士ガンダムSEED』後半から『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の前半でキラ・ヤマトが搭乗したモビルスーツです。

パトリック・ザラの号令の下、物量で劣るザフト軍が単機で戦況を覆すほどの戦闘力を有した機体取りて開発されました。しかし、クライン派の手引きでキラ・ヤマトの手に渡り、三隻同盟の一翼としてクルーゼのプロヴィデンスを撃破、SEED DESTINYでシンのインパルスに撃墜されるまで長きにわたり、キラの翼としての役割を担った機体でした。

キット紹介

キットはリアルグレードシリーズの第５弾として2011年11月に一般店頭発売されました。

初期のRGなので、アドヴァンスドMSジョイントが頭部以外のフレーム全てに採用されております。また、1/144ながらもコクピットハッチの開閉や翼の展開ギミックなども再現されており、MSのリアルを追及したシリーズの１台となっています。

目次

パッケージ＆内容物紹介

パッケージはRGシリーズ準拠で、フリーダムガンダムの頭部のアップと全身イラストの組み合わせになっています。

側面はRGならではの部分解説と、キットの完成写真（無塗装、クリアコートのみ）となっています。

側面はRGならではの部分解説と、キットの完成写真（無塗装、クリアコートのみ）となっています。

短辺部は頭部のアップとシリーズナンバーが入っています。

初期のリアルグレードの底箱は黒の光沢仕上げで側面にも他のシリーズのキット紹介があります。

初期のリアルグレードの底箱は黒の光沢仕上げで側面にも他のシリーズのキット紹介があります。

短辺方向には各サイトの紹介になっています。

組立説明書は中綴じタイプのRG準拠です。裏面の塗装＆シールガイドは解像度が低くて老眼の筆者にはかなり見ずらい代物でした。

組立説明書は中綴じタイプのRG準拠です。裏面の塗装＆シールガイドは解像度が低くて老眼の筆者にはかなり見ずらい代物でした。

中面にも機体解説などが散りばめられています。

ランナー紹介

ランナーはビームサーベル以外は全て新規です。表記は全て「RG 1/144 フリーダムガンダム」です。

素材はPS素材と一部ABS素材になっています。また、ポリキャップは付属しません（一部撮影前に切り離しています）。

Aパーツ

イロプラ　紺色とライトグレー、イエロー部分です。

Bパーツ

アドヴァンスドMSジョイントです。　PS素材とPP（ポリプロピレン）素材　各部のフレームです。

Cパーツ

イロプラ　PS素材　フレームで荷重がかからない部分と赤い部分のパーツになります。

Dパーツ

グレーホワイト　白い部分ですが若干色が付いたパーツです。

E1パーツ

ホワイト　こちらは純白になっています。

E2パーツ

ホワイト　E1と対になるパーツです。

F1パーツ

ブルー　主翼やスリッパ部などです。

F2パーツ

ブルー　E1の腹部とライフルの青い部分以外になっています。

Gパーツ

ダークグレー　ABS素材　主翼の付根やレール砲のフレームなどです。

SB-1パーツ

クリアーピンク　サーベルのビーム部です。

リアリスティックデカール1

コーションマークやツインアイや関節のメタリック再現用のものになっています。

リアリスティックデカール2

一枚では収まりきらず、そのため２枚目のリアリスティックデカールが付属しています。

各部組立

RGは一度組むと外せないパーツが多々あります。そのため、スミ入れ、デカール、クリアコートを行ってから組みあげています。

今回のクリアコートは以下です。

ホワイト、胸部などダークブルー：半光沢
ABS素材：水性のつや消し
それ以外：つや消し（UV Cut）

いずれもMR HOBBYシリーズです。

また、メインカメラとリアカメラはクリアーブルーで部分塗装しています。

頭部

ツインアイはシール対応、メイン＆リアカメラは部分塗装です。ただ、それ以外はパーツ分割で再現されています。

ツインアイはゴールドになっています。鼻のスリットも開口されています。

後頭部のダクトも開口されていて、スミ入れの必要はありません。

胸部

一番下のパーツは腰のフレームでした。

水性クリア失敗気味です。

水性クリア失敗気味です。

各色事にパーツ分割されています。

胸部ダクトの奥部分、後からメタリックグレーで塗装してみました。
こうしてアップで撮影するとシールの厚みが気になります。

背中の左右のスラスターは上下に可動します。

バックパック

M100 バラエーナ・プラズマ収束ビーム砲です。設定どおりに可動します。

主翼です、組む前にシール貼るのに苦労しました。メタリックのデカールはクリアコート吹いてから貼っています。

正面からです。ただ、羽根の展開。下の二枚間違っています。

後側です、羽根の大きさに比べてメインユニットは小型です。

腕部

ハンドパーツは可動指、握り手が左右共通となっています。さらに右はライフル用、左は平手がそれぞれ付属します。

ショルダーアーマーは上から被せるタイプになっています。

ヒジ関節のリアリスティックデカール（メタリック）は剥がれやすいです。

腰部

脚の付根の軸受け部はロック外すと可動範囲が広がります。

脚の付根の軸受け部はロック外すと可動範囲が広がります。

前後のアーマー組む前の写真が行方不明です。クスィフィアス・レール砲の折りたたみもしっかり再現されています。

この段階では、サイドスカートにビームサーベル取り付けていません。

リアスカート中央の穴はライフルの懸架用です。

足首

足首もアドヴァンスドMSジョイントです。

アンクルガード接続ピンも付属します。

足裏はかかと部分が固定です。一方、前半部分はつま先部が独立可動します。

つま先のスリット部も色分けされています。

脚部

脚部フレームです。アドヴァンスドMSジョイントの本体にPS素材のパーツで肉付けしていきます。

ふくらはぎのスラスターカバーはこの時点で取り付けが必要です。

ふくらはぎのスラスターカバーはこの時点で取り付けが必要です。

外装をフレームに取り付けていきます。

HGと比較すると情報量が格段に多くなっています。

HGと比較すると情報量が格段に多くなっています。

武装

ビームライフルはHG系ではシール対応の青い部分も成型色で再現されています。
シールドのハンドグリップ忘れています。

右上は1/144のキラとアクションベース接続パーツです。

裏側です、シールドのグリップは取り付け位置の変更で調整可能です。

サーベルは連結可能です、カチッと接続できて保持力あります。

フレーム

フレームのボディバランスは良好です。

立膝は若干窮屈です。

素組完成

ウイングを後ろ側に回すと自立できないので、アクションベース６を使用しています。

ただ、そのままでは接続パーツに合わないため、先端のピンをカットしてベース部も削っています。

翼も使って無理やり感が多少あります。

ギミック＆可動

頭部

首の関節をずらしながらで、横方向は一周することができます。

前後方向は一般的な可動域です。最近のSEEDアクションシステムには届かずといった印象です。

前後方向は一般的な可動域です。最近のSEEDアクションシステムには届かずといった印象です。

腕の付根の上面の装甲が可動するのできれいに跳ね上がります。

ヒジはきれいに折りたためます。

腕の付根は少し変わっています。ピンに腕を差し込んで９０度後方へ倒して納めます。

腕の付根は少し変わっています。ピンに腕を差し込んで９０度後方へ倒して納めます。

体側方向です。

体側方向です。

水平方向にひねる動きです。

水平方向にひねる動きです。

腹部の屈伸です。主翼を取り付けると曲げた状態での保持が難しいです。

腹部の屈伸です。主翼を取り付けると曲げた状態での保持が難しいです。

脚の付根は90度強開きます。

脚の付根は90度強開きます。

ヒザ関節曲げると、太もも部の装甲がスライドします。

足首は前半分とつま先が独立可動します。

足首は前半分とつま先が独立可動します。

主翼の展開です。翼の先端が開くのがちょっと気に入らないです。積みプラ期間が長すぎて経年によるものかもしれませんが。

縦方向の可動になります。

ハイマットモードに展開した状態です。また、翼を真横に開いた状態では自立可能です。

後方からです。

RGのオリジナルモードです。ダークブルーとブルーの羽根の間が少しだけ開きます。

スリット開閉部のアップです。

スリット開閉部のアップです。

コクピットハッチが開閉します。

コクピットハッチが開閉します。

ふくらはぎ部のスラスターが開閉します。

ふくらはぎ部のスラスターが開閉します。

リアスカートにライフルが懸架できます。

リアスカートにライフルが懸架できます。

クスィフィアス・レール砲が設定どおりに展開します。

ピシッと直線にならないのが個人的には若干不満です。

グリップ収納も再現されています。

グリップ収納も再現されています。

アクション

比較

撮影中

RGのストライクとの比較です。

ストライクは何とか自立可能です。

まとめ

今回は「RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダムガンダム」レビューしてきました。

シリーズナンバー05と、アドヴァンスドMSジョイントが全身に採用されている初期のRGでした。そのため可動範囲や装甲のスライド機構などはよくできていますが、腹部の関節が緩めで、保持力の点では少々難ありでした。

特にSEED系のMSはバックパックが重いため、キット単体でバランスをとるのはなかなか難しい物でした。

ただ、RX-78のVer.2.0発売のアナウンスがされているので、今後初期のRGに関してはリニューアルの機会があるのでは？と期待しております。

最近のRGシリーズ（Gガンダムなど）ではアドヴァンスドMSジョイントの使用箇所が減っていますので、より進化したバランスが取れたものが待ち望まれます。

全体的にはRGらしく情報量も多いため、手間はかかりますが完成後の満足度も高い一品だと思います。

あと、個人的にはバンダイ純正の水転写デカールが無いのも少々残念に思っています。

以上、「RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダムガンダム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

よくできた翼の構造
保持力はともかく、よく動く各関節
武器含め、成型色でしっかり色分け

キットの残念ポイント

バックパックの重さに耐えられず自立できないボディーバランスと、姿勢を維持できない腹筋
サイドアーマーに接続するも、すぐポロリするビームサーベル（ダボが活かされていない…）
先端がぴったりくっつかない翼（個体差化も）

技術ポイント

ゲート：クサビ形、ノーマル
腕付け根：アドヴァンスドMSジョイントによる２軸
脚部付け根：スライド機構付き軸受け
関節構造：腕、脚ともにアドヴァンスドMSジョイントによる二重、首：胴体側１軸+頭側ボールジョイント
クリヤーパーツ：頭部ツインアイとメイン・リアカメラ、ビームサーベル

機体＆キットデータ

登場作品：機動戦士ガンダムSEED
型式：ZGMF-X10A
名称：フリーダムガンダム
搭乗者：キラ・ヤマト
所属：三隻同盟→無所属
商品価格：2,750円（税10%込）
発売：2011年11月19日
パッケージ：RG標準
積みプラ解消： -8cm（パッケージの高さだけで算出）

RG 機動戦士ガンダムSEED ZGMF-X10A フリーダムガンダム 1/144スケール色分け済みプラモデル

RG 機動戦士ガンダムSEED ZGMF-X10A フリーダムガンダム 1/144スケール色分け済みプラモデル

BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ) RG 機動戦士ガンダムSEED ジャスティスガンダム 1/144スケール色分け済みプラモデル

BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ) RG 機動戦士ガンダムSEED ジャスティスガンダム 1/144スケール色分け済みプラモデル

BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ) RG 機動戦士ガンダムSEED エールストライクガンダム 1/144スケール色分け済みプラモデル

BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ) RG 機動戦士ガンダムSEED エールストライクガンダム 1/144スケール色分け済みプラモデル

RG 機動戦士ガンダムSEED スカイグラスパー R/S 1/144スケール色分け済みプラモデル

RG 機動戦士ガンダムSEED スカイグラスパー R/S 1/144スケール色分け済みプラモデル

BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ) RG 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム 1/144スケール色分け済みプラモデル

BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ) RG 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム 1/144スケール色分け済みプラモデル

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