HGCE ストライクダガー レビュー

今回は機動戦士ガンダムSEEDから「HG 1/144 ストライクダガー」を素組でレビューしていきます。

機体紹介

「GAT-01 ストライクダガー」はTV版「機動戦士ガンダムSEED」に登場したモビルスーツです。

地球連合軍がストライクガンダムをベースに開発、しかし戦時下において急速にMSの数が必要だったため、ストライクに搭載されていた新技術(フェイズシフト装甲ストライカーパックシステム)はオミットされ、簡易量産型といった機体となっております。

元々、量産が計画されていたダガー(105ダガー)を戦場投入順番では逆転する形で配備され、戦況の巻き返しに貢献しました。

ただ、ストライクダガー投入後に順次配備が始まった、105ダガーやダガーL、ストライクの完全量産型のウィンダムの登場でその役目を終えています。

キット紹介

キットはプレミアムバンダイ限定商品として、2022年12月に第一次発送、翌年の2月と4月発送の3次まで販売がされていました(2024年6月現在)。

ベースキットは物語設定上では後継機にあたるダガーLを使用しており(HG ジムⅡとジムⅢみたいな状況)、頭部や胸部、サイドスカートに肩アーマーなどデザイン上の変更部分が新規パーツとして付属しております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材は全てPS素材(ポリキャップ除)、表記は「HG 1/144 ダガーL」、「HG 1/144 ビルドストライクガンダム」、「HG 1/144 ストライクダガー」の3種類があります。ただ、ダガーL表記のランナーでもスイッチ使用して新規パーツが配置されているものもあります。

Aパーツ

B1パーツ

B2パーツ

Cパーツ

Dパーツ

E1パーツ

E2パーツ

SB-13パーツ

PC-002パーツ

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

余剰パーツ

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ストライクダガー」レビューしてきました。

量産機らしいシンプルな構造とデザイン。

その副産物として、剛性感の高いボディとシール不要の色分け再現など、小粒ながらも完成度の高い良キットでした。

ベースとなった「ダガーL」のパーツをうまく活かしながら、形状変更部分は抜かりなく新規パーツで補う形のキットでしたが、変な違和感もなくうまくまとまっています。

ただ、新規パーツ部のゲート位置が少々意地悪だったり(頭部)、少々太目なところが散見されました。また、パーティングラインも強めに出ているところもあり、プレバン専用だからなのか理由は不明ですが、若干気になりました。

あとは、量産機の醍醐味として複数台並べたくなるところですが、プレバン商品のため、次いつ入手できるのか(最近は一般販売でも大して変わりませんが)、または、もはや入手することはできないのかが全く読めないってところが残念です。

ただキットは良作&お手軽ですので、入手できたのであれば、ぜひ作ってみてください。

以上、「HG 1/144 ストライクダガー」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. シンプル構造の好影響でかっちりした剛性感の高い作り
  2. シール不要の色分け再現
  3. 設定上は使用不可だが、各種ストライカーパックにも対応

キットの残念ポイント

  1. 首の接続部が長めで、頭部と首の間に隙間ができる
  2. パラシュートパック接続のフタ、素手では外せない
  3. 新規パーツ部のゲートが太目だったり、パーティングラインが強めだったりと、一般発売商品パーツ部に比べ少し質が落ちる(気のせいか)

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ、ノーマル
  • 腕付け根:胴体側 前方向引き出し式ポリキャップ、腕側 ボールジョイント軸
  • 脚部付け根:本体側中央軸付き固定ピン、脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(本体側一軸+頭部側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー、ビームサーベル刃
  • ベースキット:HG 1/144 ダガーL

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダムSEED
  • 型式:GAT-01
  • 名称:ストライクダガー
  • 搭乗者:一般兵
  • 所属:地球連合軍
  • 商品価格:1,650円(税込)
  • 発売:2022年12月16日発送
  • パッケージ:プレバン標準(HGⅠ型風パッケージ)
  • 積みプラ解消: -6.5cm(パッケージの高さだけで算出)

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