HG スコープドッグレビュー

今回は装甲騎兵ボトムズから「HG スコープドッグ」を素組でレビューしていきます。

BANDAI SPIRITSが新たに展開するボトムズシリーズをじっくり見ていきたいと思います。

機体紹介

スコープドックは『装甲騎兵ボトムズ』シリーズに登場するアーマードトルーパー(AT)です。

ATとは、劇中で描かれている百年戦争末期にギルガメス連邦の主星であるメルキアで開発された人型機動兵器になります。

一般的に全高は4メートル前後と小型で、足裏のホールによる「ローラダッシュ」や腕部に仕込まれた火薬の力による「アームパンチ」、頭部の回転する三連カメラ「ターレットレンズ」などの特徴を有しています。

また、ボトムズの世界観では主役機といった概念はなく、あくまで兵器(道具)の一つといった扱いで、同じ機体同士での戦闘なども描かれていました。

キット紹介

キットは「HG」ブランドで2023年10月に一般店頭発売されました。

また、ボトムズ放送開始40周年のタイミングでの商品化となっています。

キットはノンスケール(おおよそ1/32)で、降着状態の再現が可能となっております。

ただ、コックピットの開閉ギミックは搭載しておらず、コックピット内部も含め再現可能をしたい場合は、プレミアムバンダイで発売された「HG スコープドッグ用拡張パーツセット1」が必要となります。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材は全てPS素材、また、ポリキャップはありません。クリヤーパーツは無くターレットレンズはシールでの再現となっています。表記は全て「HG スコープドック」となっています。

Aパーツ

Bパーツ

Cパーツ

Dパーツ

Eパーツ

Fパーツ

Gパーツ

シール

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG スコープドッグ」レビューしてきました。

新たなボトムズシリーズの第一弾として登場したこのキット、コックピットギミックを廃したり、ヒジやヒザのC型関節採用や、腕の付根を関節軸を持たないボールジョイントのみにするなど、割り切った部分と、その反面、アームパンチ機構や降着姿勢は再現可能にするなど取捨選択を推し進めた内容であると感じました。

また、物足りないと感じた部分は、プレバンからのオプション拡張パーツで保管したりなど、ユーザー側の選択にゆだねた形なのかとも感じました。

自分なりにカスタマイズし「俺ボトムズ」を楽しむために、あえてノンスケールにしたのかもと。

ただ、他のメーカーの1/35と並べられなのは、バンダイの狙いかもしれましれませんが、少々残念には感じています。

以上、「HG スコープドッグ」のレビューでした。

スコープドックは元祖タカラの1/24依頼の作成でした。

キットのグッドポイント

  1. 全身よく動く
  2. パーツ数が少ないのに降着姿勢再現
  3. コレクションにはちょうどよいサイズ感

キットの残念ポイント

  1. 凸モールドを走るパーティングライン
  2. 脚の付根の穴
  3. ショルダーアーマーの可動が狭い

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ
  • 腕付け根:胴体側 2軸引き出し式+ボールジョイント、腕側 ボールジョイント受け
  • 脚部付け根:胴体側 中央水平1軸+ボールジョイント 客側 ボールジョイント受け
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:なし

機体&キットデータ

  • 登場作品:装甲騎兵ボトムズ
  • 型式:ATM-09-ST
  • 名称:スコープドッグ
  • 搭乗者:キリコ・キュービィー、ギルガメス軍兵士
  • 所属:ギルガメス軍
  • 商品価格:2,750円(税10%込)
  • 発売:2023年10月21日
  • パッケージ:HG ボトムズシリーズ(標準?)
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

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