今回のガンプラレビューは『機動戦士ガンダム』から「HGUC 1/144 MSM-07 ズゴック」を素組で見ていきます。
機体紹介
ズゴックはジオン公国軍が開発した水陸両用型のモビルスーツです。
ジオンが開発した水陸両用型の中では最後発の機体であったが、その分性能は高く一年戦争終結後もジオン軍残党勢力によって宇宙世紀0096年のラプラス事変当時も使用されていました。
頭部にロケットランチャー、腕部にはメガ粒子砲と特徴的なアイアンネイルを装備し、MSMシリーズ中最高の戦闘力を有しています。
機体は水色を基調としたカラーリングとなっています。また、シャア専用としてパーソナルカラーである赤色に塗装された機体も有名です。
キット紹介
キットは1999年11月にHGUC 006として一般店頭発売されています。
シャア専用よりも先に量産型がキット化されているあたりは、個人的には好感が持てます。
キット構成はシンプルで本体のみ、シリーズ開始当初の物なのでエフェクトパーツなども付属していません。
目次
パッケージ&内容物紹介







ランナー紹介
表示は「1/144 HG ズゴック」表記です。また、A2パーツはABS製になっています。おそらくHGシリーズでは初の採用ではないかと思います。
A1パーツ

A2パーツ

Bパーツ

PC-123

シール

各部組立
頭部



胸部



バックパック


腕部


腰部



足首


脚部



素組完成









ギミック&可動




















アクション





比較



まとめ
今回は「HGUC 1/144 MSM-07 ズゴック」レビューしてきました。
蛇腹状の腕部や脚部、アイアンネイルなどズゴックの特徴をよく再現した好キットでした。
また、初期のHGのため販売価格も税込み¥770!!2025年4月の改定以降でも¥1,100とリーズナブルな価格で入手しやすいのも大きな魅力です。
ただ、その反面キットの古さもある程度許容する必要はあります。ABS素材による腕部、脚部のボールジョイント関節は全体的に緩くふにゃふにゃ感は否めません。また、各所に目立った合わせ目も散見され、きちんと仕上げようとすると、それなりに技術と時間が必要になるかと思います。
しかし、素性は良いので基本工作を確認しながら仕上げるにはよい一台だと思います。
今回作成したらRGのズゴックがどれくらい進化しているか気になりました。
以上、「HGUC 1/144 MSM-07 ズゴック」のレビューでした。
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キットのグッドポイント
- (値上げ後でも)コスパは高い
- 形状は非常によい
- 腹部や蛇腹状の関節など、可動部多め
キットの残念ポイント
- しかし、蛇腹部はABS製ボールジョイントのためか関節緩め
- 目立つ合わせ目、段差大きめ
- 腕、脚の付根が外れやすい
技術ポイント
- ゲート:ノーマル
- 腕付け根:本体側固定軸+ABS製ボールジョイント
- 脚部付け根:本体側固定軸+ABS製ボールジョイント
- 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(シングル)、首(本体側ポリキャップ+頭部側固定軸 実質固定)
- クリヤーパーツ:なし
機体&キットデータ
- 登場作品:機動戦士ガンダム、機動戦士ガンダムZZ、機動戦士ガンダムユニコーン
- 型式:MSM-07
- 名称:ズゴック
- 搭乗者:カラハ少尉など
- 所属:ジオン公国軍
- 商品価格:770円(税10%込)
- 発売:1999年11月
- パッケージ:HG Ⅰ型
- 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)
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