今回のガンプラレビューは『機動戦士ガンダム』から「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」を素組で見ていきます。
機体紹介
ガンタンクは連邦軍の「V作戦」で最初に開発されたモビルスーツになります。
ただ、MSには分類されておりますが二足歩行ではなく、無限軌道による移動が採用されています。
また、腕部もマニュピレーターではなく、固定武装の4連装ボップ・ミサイルとなっています。
腹部のコアブロック(コアファイター)部に操縦手、頭部コックピットに砲撃主と二名のパイロットを必要とする(のちに頭部のみに改良)機体となっています。
TVシリーズでは最後のア・バオア・クー戦まで活躍しましたが、劇場版での活躍はジャブロー戦までで、再び宇宙へ戦場の場を移した「めぐりあい宇宙」では代わりにガンキャノンがもう一機追加配属されました。
キット紹介
キットはHGUCのNo.007として2000年の1月に一般店頭発売されています(この記事書いている時点で四半世紀)。
連邦側の機体としてはNo.001のガンキャノンに次いで2番目にキット化された形になっています。
その特徴としては、頭部キャノピーをクリアーパーツ化、キャタピラー部には軟質樹脂を使用し、よりリアルな仕上がりを目指したものとなっています。
目次
パッケージ&内容物紹介







ランナー紹介
キャタピラ部含め、ポリキャップ以外はPS素材になっています。また、表記も全て「1/144 HG ガンタンク」となっています。
A1パーツ

A2パーツ

Bパーツ

Cパーツ

Dパーツ

PC-123

各部組立
頭部



胸部



バックパック



腕部


腰部



脚(キャタピラ)部



武装


素組完成







ギミック&可動












アクション





比較



まとめ
今回は「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」レビューしてきました。
オフィシャルの塗装済み完成写真見るたびに腰高だなと気になっていいましたが、実際にキットを手にしてみると、許容範囲かなとも思いました。
ただ、MGのガンタンクみると、そちらの縦横比がしっくりくるのも正直なところかと思います。
また、25年間定期的に再販が繰り返されている影響か、元々なのかは判りませんが、全体的に部品精度が低いのが気になりました。
胸のダクトの黄色いパーツや、前後のけん引用のフックパーツなどは非常に外れやすく、接着検討レベルでした。
頭部や腕部の合わせ目もすき間が伴い、仕上げにはそれなりに手間がかかりそうです。
ガンタンク需要がどれほどかは判りませんが、1/144 ガンタンクのリニューアルも必要な時期ではないかと思いました。
しかし、今手に入るガンタックはORIGINシリーズはありますが、純然たるガンタンクはこのキットのみなので、これから作成する方は持てる技術総動員で、納得の1台に仕上げていただければと思います。
以上、「HGUC 1/144 RX-75 ガンタンク」のレビューでした。
キットのグッドポイント
- (価格改定金額出ていませんが)魅力的な価格設定
- 頭部がクリアーパーツ
- キャタピラ部の造りが良い
キットの残念ポイント
- 全体バランスが気になる
- 同じ部品に見えるが、左右異なるパーツナンバー
- 部品精度が低く、外れやすいパーツ、すき間ができる合わせ目
技術ポイント
- ゲート:ノーマル
- 腕付け根:本体側固定ピン+腕側2軸ポリキャップ
- 脚部付け根:-
- 関節構造:ヒジ(二重?)、本体側一軸+頭部側ボールジョイント
- クリヤーパーツ:キャノピー
機体&キットデータ
- 登場作品:機動戦士ガンダム
- 型式:RX-75
- 名称:ガンタンク
- 搭乗者:ハヤト・コバヤシ、リュウ・ホセイ、アムロ・レイ、カイ・シデン、ジョブ・ジョン
- 所属:地球連邦軍
- 商品価格:880 円(税10%込)
- 発売:2000年01月
- パッケージ:HGⅠ型
- 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)
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