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R3 1/35 ビルバインレビュー

2025年10月28日

今回のガンプラレビューは『聖戦士ダンバイン』から「R3 1/35 ビルバイン」を素組で見ていきます。

機体紹介

ビルバインは『聖戦士ダンバイン』に登場するオーラバトラーで、物語後半の主役機になります。

機体はナの国がダンバインを参考に秘密裏に開発され、その最大の特徴はウイング・キャリバーへの変形機能で、他のオーラバトラーにはないビルバイン唯一の機能となっています。

ただ、その操縦には高いオーラ力が必要であり、ナの国のシーラ・ラパーナ女王から聖戦士として認められ、託されたショウ・ザマの専用機として運用されました。

最終決戦では赤/白のカラーリングから濃い緑/青系統の夜間迷彩色へ変更されています。

キット紹介

キットはプレミアムバンダイ限定で、2025年8月に初回発送された商品になっています。

そして、プレバンではありますが、突然復活した「R3（リアルロボットレボリューション）」ブランドの新作となっています。

また、スケールは1/35で「MG ダンバイン」と同一となっており、2台並べることが可能です。

ウイング・キャリバーへの変形も可能になっています。また、オーラ・ソード、オーラ・ソード・ライフルといった装備も当然ながら付属しております。

目次

パッケージ＆内容物紹介

プレバンですがフルカラーパッケージです。旧1/48キットのオマージュとなっております。
やはり、ビルバインと言えばこれっ！といったボックスアートです。

側面はキット紹介と機体・作品紹介になっています。また、最新のHGダンバインの紹介も記載されています。

側面はキット紹介と機体・作品紹介になっています。また、最新のHGダンバインの紹介も記載されています。

短辺方向です、あまりデザインは凝っていない印象です。

組立説明書は表紙と裏表紙だけカラーです。少ないですが、機体紹介も載っています。

組立説明書は表紙と裏表紙だけカラーです。少ないですが、機体紹介も載っています。

中面はモノクロで部分解説などはありません。

ランナー紹介

素材はポリキャップ以外PS素材でABSは使用されていません。表記は全て「1/35 ビルバイン」でシリーズ名のR3の記載はありません。

Aパーツ

イロプラ　ハンドパーツやグリーン、イエロー部がまとめられています。

Bパーツ

ホワイト　脚部や胴体部、オーラソードライフルなどです。白は少し緑がかった当時のサンライズホワイトです。

C1・C2パーツ

レッド　C1とC2が分割されず１ランナーで出荷されています。一点もののパーツになります。

Dパーツ

レッド　2枚入っています。腕部や脚部になります。

Eパーツ

ダークブルー　ボディ部のフレームやソードの鞘です。

F1パーツ

ホワイト　胴体部中心です。

F2パーツ

ホワイト　腰の外装などです。

Gパーツ

イロプラ　爪や翅などです。爪は金色の成型色です。

Hパーツ

ダークブルー　腕部や脚部の関節やフレームです。写真は1枚ですが、2枚入っています。

I1パーツ

クリアーブルー　コックピットハッチになります。

I2パーツ

クリアーブルー　コンバーターの羽根部分です。夜間迷彩カラーを見越してI1とは別ランナーになっているのではと思われます。

J1パーツ

シルバー　オーラソードの刃になります。

J2パーツ

クリアーグリーン　ソードライフルのソード刃です。

PC-121

ポリキャップですが、A×2個、E×3個しか使用せず、大半が余剰パーツとかします。

リード線

腕の爪用のリード線になります。

ホイルシール

色再現用のホイルシールです。首の下部分（赤）と脚部のラインになります。

各部組立

頭部

色分けのため細かいパーツ分割となっています。

側頭部のスリット内部まで色分けされています。また、目の部分は黄色よりも若干オレンジ寄りで、設定カラーが再現されています。

後頭部の形状も良好です。

胸部

ボディの中心部分です。ただ、コックピットは再現されていますが、HGシリーズ同様パイロットフィギュアは付属していません。個人的には残念な個所です。

中心部に側面、背面のパーツを追加していきます。

ハッチはクリアーパーツで再現されていますが、HGで採用されていたハーフミラーコートは採用されていません。あと、肩の合わせ目が正面から見ると目立ちます。

背面はオーラコンバータとオーラキャノンの接続ピンがそれぞれ用意されています。

バックパック

コンバーターは左右独立型になっています。翅と羽根の接続部はボールジョイントがそれぞれ採用されています。

色分けもしっかりされています。

接続部分は大径の軸受けになっています。

本体との接続部分にはポリキャップが使用されています。

こちらもしっかり色分けされています。また、合わせ目は段落ち加工されています。

腕部

ハンドパーツは左右それぞれ3種類です。握り手とソード用は共通ですが、右はショットライフル用の深い握り手、左は平手が異なっています。

前腕のスリット部も色分けされています。

腰部

腰部はフレームプラス外装の構成です。

シンプルなボールジョイント接続です。

股間のスタンド取付穴は大き目で、アクションベース4が指定されています。

足首

中央の爪の接続パーツは左右非対称の構造になっています。

ゴールドの成型色なので、色むらがあります（個体差）。

脚部

すねの白いパーツの紺の中心線はシール対応です。また、内側のヒザの丸い部分もシールになります。

個人的には爪はゴールドではなくイエローの方が好きです。

爪部分が接地面から浮きがちです。

武装

オーラソードライフルです。ソードの刃はクリアーエフェクトパーツになっています。

上のピンはコンバーターへの接続パーツです。

オーラソード、爪のアンカー、左中央は変形時の手首外した部分のふたになります。
また、この分割ですと夜間迷彩版が発売になったとき、ソードの柄のピンク部はシール対応になる予感がします。

ソードのシルバーも色むらが気になります（個体差ですが）。

素組完成

個人的には手足の爪はイエローがいいな。

ギミック＆可動

頭部、左右方向へは真横の手前までです。

頭部、左右方向へは真横の手前までです。

前後は大きく動きます。

前後は大きく動きます。

腕の付根は引き出せます。ただ、上下方向への可動軸はありません。

腕の付根は引き出せます。ただ、上下方向への可動軸はありません。

腕は水平まであと少しといった可動域です。

ヒジ関節を押し込んだ状態ですと可動範囲は90度です。ただ、前腕部分を少し引っ張り出してやるともっと大きく曲がります。

爪及び手首の可動域です。

爪及び手首の可動域です。

腰の可動はほぼ真横までになります。

腰の可動はほぼ真横までになります。

前後方向はあまり大きくは曲がりません。

前後方向はあまり大きくは曲がりません。

脚の付根はシンプルなボールジョイント接続です。重さでへたらないか少々心配です。

脚の付根で開く動きです。ボールジョイント接続なので、一昔前のMGといった印象です。

脚の付根で開く動きです。ボールジョイント接続なので、一昔前のMGといった印象です。

ヒザは90度以上曲がります。

足首のブロック自体はあまり自由度はありません。ただ、爪は良く動きます。

足首のブロック自体はあまり自由度はありません。ただ、爪は良く動きます。

オーラコンバーターはほぼ水平まで持ち上げられます。

オーラコンバーターはほぼ水平まで持ち上げられます。

翅も水平まで広げられます。

オーラキャノンも過不足なく動きます。

オーラキャノンも過不足なく動きます。

ソード発生部、懸架用の接続ピン取り付け部が可動します。

ソード発生部、懸架用の接続ピン取り付け部が可動します。

銃床部が可動します。

銃床部が可動します。

コックピットは設定どおりに開閉可能です。

コックピットは設定どおりに開閉可能です。

ウイングキャリパー形態でも同様に開閉できます。
また、MG ザクのパイロットを置いてみたところ、ちょうどよい感じです。元々の設定の問題かもしれませんが、人間同士で比べたら1/35のタミヤMMシリーズと同じスケールとは思えません。

ウイングキャリパー形態でも同様に開閉できます。
また、MG ザクのパイロットを置いてみたところ、ちょうどよい感じです。元々の設定の問題かもしれませんが、人間同士で比べたら1/35のタミヤMMシリーズと同じスケールとは思えません。

アクション

ウイングキャリパー

手首を外してふたはしますが、ほぼ完全変形となっています。

変形すると、手足の爪の肉抜きが目立ちます。

横からでもしっかりウイングキャリパーしています。

比較

MGダンバインは持ち合わせが無いため、1/100 MG RX-78 ガンダムVer.2.0と並べてみました。作成中は気が付きませんでしたが、かなりの大型キットでした。

脚だけで、ガンダムの上腕ぐらいまであります。

まとめ

今回は「R3 1/35 ビルバイン」レビューしてきました。

まずは、令和のこの時代にビルバインの新作キットが手に入ることを素直に喜びたいと思います。

変形も破綻なくすることができ、出来上がった後の存在感も大きい一台でした。

ただ、キットの紹介ページにある「現代の技術でビルバインが登場！」といったところには少々疑問が残る内容でした。

HGダンバインで採用されていたコックピットハッチの「ハーフミラーメッキ」や、パール入りの集光樹脂を使用した翅などの技術は採用されておらず、せっかくの大スケールが活かされていないのではといった疑問も残りました。

ここからは個人的な推測になりますが、このキット設計は終わっていたが、お蔵入りしていた状態なのでは？と、勘ぐっております（証拠はないですが、MGジ・Oパターン）。

大量に余るポリキャプ（ポリキャップ→KPS仕様へ小変更？）といい、HGダンバインで採用されていたハーフミラーメッキなどの技術が使われていなかったり、腕の可動や一部のパーツ分割線などが、最新設計にしては、もう一つ洗練されていないなと感じております。

いきなりのR3シリーズ復活の経緯は判りませんが、個人的には1/72 HGシリーズで早くダンバインと並べたいと思っております（ドラムロもね）。

以上、「R3 1/35 ビルバイン」のレビューでした。

キットのグッドポイント

このサイズのビルバインが手に入る
色分けはほぼ成型色で再現
ウイングキャリパー形態もきちんとしています。

キットの残念ポイント

胸部のパーツ分割は、合わせ目が目立つ
腕の可動がぎこちない（ねじ切れそうな感覚に）
ウイングキャリパーで目立つ、爪裏の肉抜き

技術ポイント

ゲート　ノーマル、クサビ形
腕付け根　胴体側：引き出し式軸受け、腕側ピン
脚部付け根　胴体側：ボールジョイントピン、脚側：ボールジョイント接続ポリキャップ
関節構造：ヒジ二重、ヒザ二重、頭部：ボールジョイント
クリヤーパーツ：コックピットハッチ、翅、羽根、オーラソード・ライフル刃

機体＆キットデータ

登場作品：聖戦士ダンバイン
型式：-
名称：ビルバイン
搭乗者：ショウ・ザマ
所属：ゼラーナ隊
商品価格：￥6,050(税込)
発売：2025年08月
パッケージ：旧1/48リスペクト
積みプラ解消： -10.5cm（パッケージの高さだけで算出）

Ｒ３ 1/35 ビルバイン組み立て式プラモデル(聖戦士ダンバイン)

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MG 聖戦士ダンバインダンバイン 1/35スケールプラモデル

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マックスファクトリー[Max Factory] PLAMAX 聖戦士ダンバインヴェルビンノンスケール PS組み立て式プラスチックモデル

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R3 1/100 エルガイムMk-II 色分け済みプラモデル（重戦機エルガイム）

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戦闘メカザブングル R3 1/100 ウォーカーギャリア

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リアルロボットレボリューション蒼き流星SPTレイズナー SPTレイズナー 1/48スケール色分け済みプラモデル

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