今回は竹書房から2018-年8月に発売された、「ガンプラ」三十八年の歩みと銘打った「ガンプラ画報」を今回は一気読みしていきます。
「ちょっと気になっているが定価2900円+税と、買って失敗したらちょっとダメージある価格だな」と思っている方の手助けになればと思います。
本体の帯から拾うと、1980のファースト~2018年のビルドダイバーズまでの1950体以上のキットが収録されています。
目次
本文構成
本文の構成は第一章~第五章になっており、各章は映像作品が発表された年によって分かれています。
- 第一章(1979-1989)ファースト~0080
- 第二章(1990-1999)F91~∀
- 第三章(2000-2010)SEED~ユニコーン
- 第四章(2011-2018)AGE~ビルドダイバーズ
- 第五章(SDガンダム1987-2018)
キットの発売順ではなく、映像作品ごとにまとめられているのが大きな特徴となっています。
各映像作品の解説、そのシリーズにおけるガンプラの技術的トピックスや時代背景なども分かりやすく解説されてます。この部分が意外と面白く当時の事を思い出します。
特にZZパートの「シリーズ展開の失速」ってのが響きました。テレビの後半に登場したMSがちゃんとキット化されるか否かは、シリーズ前半の売上が大きく関わるといった事を完全に理解したのもこのころだったような。
おかげで「これ買わんとこの後のシリーズが途絶えてしまう!」的な発想に今も縛られてる気がします。
キット解説
各キットはシリーズ(MGやHGなど)、スケール、発売年月日、定価、付属武装の情報とパッケージ&キット写真で構成されてます。
MGやHGは見慣れてますが、SGC(スピードグレードコレクション)など、今ではもう見ることのないシリーズも網羅されてます。EXモデルなどもしっかり掲載されてます。
各映像作品ごとの掲載なので、ファーストのRX-78-2などは、それこそ38年分をまとめてみることが出来ます。
バンダイの技術の進歩の歴史を並べてみることが出来るので、興味深いです。
数が多いのでカット数は少ないですが、写真もきれいで眺めてるだけでも楽しいです。
また、旧キットやVガンやGガン辺りの 忘れがちなラインナップも思い出させてくれました。
掲載キットは2018年6月のキットまでは各作品欄に掲載され、7月~9月発売のキットは新製品コーナーにまとめて掲載されてました。
まとめ
今回「ガンプラ画報」一気読みしてきましたが、唯一にして最大の残念なてんが、プレバン商品が未掲載な点です。
ここ数年は一般販売より、プレバン商品の方が圧倒的に多数なので、これがすっぽり抜けているのは非常に痛いです。
特に私の場合は資料としても使用したいので、プレバン商品が載っていいないのは、ちょいと痛かったです。
ページ数の問題もあると思うのですが、いっそのことBBシリーズは独立させてプレバン限定も掲載してほしいところでした。
ただ、ガンダムシリーズの歴史をガンプラから知るといった意味では非常によくまとまっていて、読みごたえもある出来になっています。
昔見ていたが、ここ数年分を知らない40代のお父さんや、最近のは大体知っているが初期のころを知らない20代もMSからガンダムシリーズをおさらいするにはもってこいです。
ちょっとお高い気もしますが、オールカラーという部分と作品やキットの解説もしっかりしているので、妥当なところだと思います。
見てて飽きません。
ガンダム好き、MS好き、ガンプラ好きなら十分楽しめると思います。