HG リック・ディアス(クワトロ・バジーナ機)レビュー

今回はプレミアムバンダイ限定で発売となりました。『HG 1/144 リック・ディアス(クワトロ・バジーナ機)』をレビューしていきます。

HGシリーズの中でも比較的初期に発売されたリックディアスをベース(2000年6月発売)にチューンナップされたキットとなっています。

先に発売されたプレバン限定の「HG ビルドガンマガンダム」で新造された、外装と関節部を本家リックディアスに使用した形となっております。

完全新規ではなく、部分的アップデートとなりますので、リバイブではなく、Ver.1.5といった立場のキットとなりますでしょうか。

残念ながら旧キットが我が家にはないため、単独でのレビューとなります。

今回も素組でレビュー後、塗装していきたいともいます。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材はポリキャップ以外PS素材となっています。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

塗装

全塗装レビューはこちら!

まとめ

『HG 1/144 リック・ディアス(クワトロ・バジーナ機)』をレビューしてまいりました。

新造された関節、外装パーツによるアップデートキットの位置づけで、頭部バルカンファランクスカバー部やフロントスカートなどの形状の見直し、新造関節による可動部分拡大により、旧HGからは、当たり前ですが進化したものとなっています。

しかし、新規で作られた外装にも結構目立つ合わせ目(肩やふくらはぎ)が段落ち加工などもなくそのままであったり、ハンドパーツも握り手のみであったりと、どうせリファインするのであれば、もう少し何とかできたんじゃないのか?とも思いました。胴体部分の可動も腰の接続部分の水平回転だけでは物足りないですし。

最近のHGの進化が目覚ましいだけに、令和仕様には届かず、平成後半仕様といったイメージです。

この中途半端なキットであと何年引っ張るのか?また、今回プレバン限定となっておりますが、店頭販売中の旧HGとの商品ラインナップの棲み分けは今後どうするのか?といった疑問もわいてくる商品といなっています。

HGリックディアスの市場ニーズにこたえられるぐらい、プレバンで再販されるのか、店頭では旧HGを今後もシレッと販売し続けるのか、個人的には今後のバンダイスピリッツのガンプラ販売方法を占うキットとして注目していきたいと思います。(余談ですが、旧HGとの商品名も混合しやすいですよね)

個人的にはビシッとVer.2.0なり、リバイブなりでリニューアルしてほしいMSの1台です(人気もそれなりにあるはず)。MGの再生産もないし、リックディアス自体が(ドムも)結構ほっとかれているのが、新規格が進行している布石だと信じたい(ジオングはRG化となりましたし)と作成しながら思いました。

キットのグッドポイント

  1. 可動域が上がった各関節
  2. 関節だけではなく外装部分(赤いパーツ)もリニューアル

キットの残念ポイント

  1. 新規パーツ部にも目立つ合せ目
  2. 平手がないのでクレイバズーカを左手でホールドできない
  3. たしかに良くはなったが中途半端感が残るリニューアル
  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:RMS-099
  • 名称:リックディアス(クワトロ・バジーナ機)
  • 搭乗者:クワトロ・バジーナ大尉
  • 所属:エゥーゴ
  • 商品価格:2,090円(税込)
  • 発売:2020年8月
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

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