HG

HG ブグ（ランバ・ラル機）レビュー

2022年4月5日

今回は「HG 1/144 ブグ（ランバ・ラル機）」をレビューしていきます。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜でランバ・ラルが駆り、スミス海の戦闘で、黒い三連星とシャア・アズナブルとで、連邦軍のガンキャノン1個中隊を全滅に追いやった機体です。

型番のMS－04からもわかるように、ヴァッフとザクⅠの間にあたる機体で、ヴァッフより大幅に性能は向上し、機動兵器として確立しましたが、コスト度外視な設計だったため、生産性を見直したザクシリーズに量産機の座は譲った形となっています。

ただ、コストをたっぷりかけた機体だけあって、パイロットからの評判はよく、少数生産された機体の1機が開発テストを行っていたランバ・ラルにわたって自身のパーソナルカラーの青に塗装されたのが、この機体となります。

THE ORIGINの中でも、印象深いスミス海の戦闘シーンを思い出しながら、キットを見ていきたいと思います。

目次

パッケージ＆内容物紹介

ボックスアートは、まさにこれからミノフスキー博士を奪還しに行く場面になります。

側面はストーリーとキットの紹介になります。

側面はストーリーとキットの紹介になります。

組立説明書は標準的なHG仕様です。

ランナー紹介

ポリキャップ以外はすべてPS素材、一部のランナーをザクと共有しております。

Aパーツ　HG 1/144 MS-04表示　イロプラ　太ももと上腕のパーツはオレンジカラーでのホワイトに対応できるように独立したスイッチになっています。

B1パーツ　ブルー　HG 1/144 MS-04表示　胴体、腕部、脚部です。

B2パーツ　ブルー　HG 1/144 MS-04表示　腕部と足首になります。

Cパーツ　グレー　Bパーツ　ブルー　HG 1/144 MS-04表示　シールドです。

D1パーツ　グレー　HG 1/144 ザク（オリジン）表記　関節部です。

D2パーツ　グレー　HG 1/144 ザク（オリジン）表記　D1と対になる部分です。

Fパーツ　グレー　HG 1/144 ザク（オリジン）表記　ハンドパーツとヒートホークです。

G2パーツ　グレー　HG 1/144 マシンガン⓶の表記です。

PC-001　ポリキャップになります。

シール　部隊番号やコーションマーク中心で、ラインマーキングはありません。

各部組立

頭部

頭部のモノアイは、MGザク2.0と同じように、首を左右に振ると連動して動くギミックがあります。
そのため、組立説明書通りですと、右側のベース部を先に胴体部に取り付けてから、
頭部を組み上げていく方式になります。

ジェイソンとかジャギみたいな顔つきです。ブレードアンテナの先端は安全ダボ付きです。
後頭部のトサカがゲルググに似ています。

ジェイソンとかジャギみたいな顔つきです。ブレードアンテナの先端は安全ダボ付きです。
後頭部のトサカがゲルググに似ています。

ランドセル

ランドセル単体です、バーニア部は可動します。

胸部

動力パイプは、ザクと同様の腹部と、ブグ特有の肩部で左右4本を備えています。

動力パイプは、ザクと同様の腹部と、ブグ特有の肩部で左右4本を備えています。

腕部

腕部はザクと異なり、左右対称です。肩アーマーのハシゴ（？）のモールドが秀逸です。

武器の握り手と平手が付属します。

腰部

腰は中央ブロックもブルーです。

スカートの分割はザクよりヴァッフに近いです。

スカートの分割はザクよりヴァッフに近いです。

足首

スリッパ部にも細かくモールド入っています。

脚部

脚部はフルフレームです。ヒザ関節はブグ専用パーツです。

ふくらはぎ左右の裾部分が複雑ですが、きれいに仕上がります。

武装

武装はマシンガンとヒートホーク、シールドです。

シールド裏もモールド多めです。

素組完成

青とグレーの2色で構成されています。

ザクより全体的に角ばった意匠になっています。

ギミック＆可動

首の頭部側は固定せれているため、胴体側のみの可動部になります。

首の頭部側は固定せれているため、胴体側のみの可動部になります。

正面から見ると首にできるすき間が気になります。

正面から見ると首にできるすき間が気になります。

腕の付け根の引き出し式ポリキャップは下から上に出てくるタイプになります。

肘はほぼ折りたためます。

肩アーマーを開くことができます。

しかし、水平方向へはアーマーが干渉して、水平までは上がりません。

動力パイプありますが、左右のスイングは可能です。

動力パイプありますが、左右のスイングは可能です。

前後にも可動します。肩のすき間が、非常に気になるが、なかなかきちっとはまらず。

前後にも可動します。肩のすき間が、非常に気になるが、なかなかきちっとはまらず。

サイドスカートはポリキャップ用の溝があるのでスライドが可能になっています。

ひざは90度強です。

足首の前後の可動範囲はそれほど大きくはありません。

足首の前後の可動範囲はそれほど大きくはありません。

スリッパ部は前後分割になっています。

マシンガンはグリップと銃床が稼働します。

マシンガンはグリップと銃床が稼働します。

ヒートホークはサイドスカートに懸架可能ですが、若干窮屈です。
リアスカートのほうがしっくりくる感じです。

ヒートホークはサイドスカートに懸架可能ですが、若干窮屈です。
リアスカートのほうがしっくりくる感じです。

肩のモールドがきちんと中抜けでタラップ状になっています。

アクション

両手持ちも可能です。

ヒートホーク持つとますます13日の金曜日。

比較

ヴァッフと並べると、洗練された感が非常によくわかります。

まとめ

今回は「HG 1/144 ブグ（ランバ・ラル機）」をレビューしてきました。

ORIGINシリーズのHGはどのキットも非常によくできたおりますが、このブグも例に漏れることなく、よくできた良質なキットでした。

全身にはりめぐらされたモールドによる情報量の多さもHGの中でもレベルの高い仕上がりになっており、スミ入れきちんと行うと、より完成度が上がると思われます。

ガンダムデカールもオプションで用意されているので、塗装＆水転写デカール仕上げに挑戦する価値もたかそうです。

オレンジカラーのテスト機や、ガンキャノン（最初期型）、黒い三連星やシャアのザクⅠなどと並べても魅力増大になることが容易に想像でき、いろいろな楽しみ方ができるかとも思います。

機体自体は若干マイナーかもしれませんが、キットの出来や作りごたえからもオススメな1台です。

以上、「HG 1/144 ブグ（ランバ・ラル機）」のレビューでした。

キットのグッドポイント

全身に張り巡らされたモールドなどによる、情報量の多さ
肩アーマー突起部の細かいモールド
複雑な裾のサイド部分の処理が見事

キットの残念ポイント

モノアイ連動可動のために首の縦方向の稼働が若干犠牲に
胸部肩部分にすき間ができやすい
ゲート跡消す際にモールドも削らないように注意が必要

登場作品：機動戦士ガンダムTHE ORIGIN
型式：MS-04
名称：ブグ（ランバ・ラル機）
搭乗者：ランバ・ラル
所属：ジオン公国
商品価格：1,870円（税10%込）
発売：2016年12月03日
積みプラ解消： -6.7cm（パッケージの高さだけで算出）

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