今回はファーストガンダムから「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」をレビューしていきます。
機体紹介
「ガンキャノン」は地球連邦軍が「V作戦」のもと開発した中距離支援用モビルスーツです。
ガンダムと同様のRXシリーズの1機で、共通のコアブロック(コアファイター)を採用しています。
その特徴は両肩に装備された240mm低反動キャノンでガンダムを後方から支援する目的で開発されています。基本装備のビームライフルもガンダムの物より射程距離の長い物が用意されています。
当初ホワイトベースには1機のみ配備されており主にカイ・シデンが搭乗していましたが、ジャブロー寄港以降はもう1機が追加され(映画版のみ)、ガンタンクから乗り換えたハヤト・コバヤシが担当しておりました。2機になったことでそれぞれC-108、C-109の機体番号が新たに振られ、最終決戦のア・バオア・クー攻略戦(星一合作戦)まで戦闘に参加しておりました。
キット紹介
キットはHGUCの栄えあるNo.001ガンキャノンのREVIVE版として(No.は190)、2015年6月に一般店頭販売となっています。関節可動域や頭部バイザーのクリヤーパーツ化、洗練されたプロポーションで新生されています。
目次
パッケージ&内容物紹介
ランナー紹介
ポリキャップ以外のランナー表記は全て「HGUC190 1/144 ガンキャノン」で、PS素材となっています。
シール
各部組立
頭部
胸部
ランドセル
腕部
腰部
足首
脚部
すねやふくらはぎ部分はラインモールドで合わせ目隠されています。
武装
素組完成
ギミック&可動
写真ありませんが、体側方向は微妙に動いているかレベルです。
アクション
また、この姿勢とるために首長になっているのかと思うと、オミットしてもいい気がします。
比較
まとめ
今回は「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」をレビューしてきました。
初代No.001ガンキャノンからのREVIVEとなっており、可動範囲や頭部バイザーのクリアーパーツ化など、しっかりアップデートされておりました。
特にヒジ、ヒザはしっかり曲がり、かかと部分も持ち上げ可能と、付属している平手も合わせて、幅広くポージングが可能となっています。
しかし、発売時から言われていることですが、頭部のバランスがどうしても気になります。
REVIVEによりスタイリッシュになったと謳っておりますが、どうにも大きさが小さく、長めの首と相まって、ガンキャノンのどっしり感が足りません。
頭部は大事な部分なので、もう少し検討重ねてほしかったというのが正直な感想です。
ただ、ガンキャノンとしては「ククルスドアン版」発売されて、選択肢も増えましたので、納得いくものをチョイスするなり、ミキシングする手もあります。
本体価格1,320円とお手頃なキットでもありますので、あまり細かいこと言わずに、作り倒すのも良い1台かと思います。
以上、「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」のレビューでした。
キットのグッドポイント
- よく動く関節
- クリアーになったバイザー
- 本体価格1,320円(税10%込)は高コストパフォーマンス
キットの残念ポイント
- 頭部のバランス
- ふく射姿勢はとれなくてもいいのでは
- 頭部の分割ライン
技術ポイント
- ゲート:ノーマル
- 腕付け根:胴体側(前方向引き出し式ポリキャップ)+ボールジョイント接続
- 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側3軸
- 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(ボールジョイント+胴体部横1軸)
- クリヤーパーツ:頭部バイザー
機体&キットデータ
- 登場作品:機動戦士ガンダム
- 型式:RX-77-2
- 名称:ガンキャノン
- 搭乗者:カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ
- 所属:地球連邦軍 第13独立部隊
- 商品価格:1,320円(税10%込)
- 発売:2015年06月20日
- パッケージ:HGUC三期型
- 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)