HG ガンダムキャリバーン レビュー

今回のガンプラレビューは、水星の魔女から「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」です。

機体紹介

ガンダムルブリスのコンペ相手として、オックス・アース・コーポレーションとヴァナディース機関が開発した試作機。ヴァナディース事変の際に宇宙議会連合が奪取し秘密裏に保管していた機体です。

データストームのフィードバックを軽減するフィルター機能を搭載しておらず、パイロットの生命保護を一切担保しないかなり危険な機体となっていますが、同量のパーメットでも高いスコアを発揮することができる、諸刃の剣的なMSです。

キット紹介

「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」は2023年7月15日に一般店頭での発売、この時点でアナウンスされている水星の魔女シリーズでは最後の店頭販売キットとなっています。

また、最終回でエアリアルから引き継いだ「エスカッシャン」もホワイトカラーとなって付属しています。

パッケージ&内容物紹介

ウエポンディスプレイの取り付け方法がQRコードから確認できます。

ランナー紹介

主要ランナーは「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」表示、すべて新規パーツのPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ビットオンフォーム

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」を見てきました。

おそらく、水星の魔女シリーズの店頭販売商品としては最後を飾るキットと思われますが、シリーズ集大成的な良キットでした。

ついにレインボーカラーになったインモールド成型のシェルユニットに加え、Vアンテナまで虹色再現がされており、バンダイの技術力とその力を世に知らしめる1台となっています。

キット本体も組み立てやすさと可動域を両立させており、このMSの最大の特徴でもあるバリアブルロットライフルを持った際のポージング用に簡易スタンドも付属と、至れり尽くせりです。流石は主人公搭乗機、コスト度外視の1品、万人にオススメできます。

ただ、一部パーツがしっかり固定できない箇所や、全体的に強めに出ているパーティングラインなど、仕上げに一手間かけたいところも目につきました。

とはいえ、大団円となった「水星の魔女」、最終決戦で印象的だったキャリバーン、コレクションには必須な1台だと思います。(御三家の2ndシーズン仕様はどんな形で出てくるのか、興味深く見守りですな)

以上、「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. レインボーカラーが美しいシェルユニット&Vアンテナ
  2. もはや普通になりつつあるが、今回も驚異的な頭部の色分け
  3. バリアブルロッドライフルを保持しても自立可能なボディバランス

キットの残念ポイント

  1. 股間のクリアパーツがポロリしすぎ(シール貼ったら安定するのかな?)
  2. リアスカートへ接続する、ガンビットの「G」全く固定できず
  3. 一部(手首、かかと、サーベルなど)、パーティングラインが強め

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+胸部ハの字可動
  • 脚部付け根:本体側固定+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(L字接続)
  • クリヤーパーツ:各部シェルユニット、ビームサーベル

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム水星の魔女
  • 型式:X-EX01
  • 名称:ガンダム・キャリバーン
  • 搭乗者:スレッタ・マーキュリー
  • 所属:オックス・アース・コーポレーション
  • 商品価格:2,200円(税10%込)
  • 発売:2023年07月15日
  • パッケージ:水星の魔女標準
  • 積みプラ解消: -cm(パッケージの高さだけで算出)

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