MG ネモ レビュー

今回のガンプラレビューは「機動戦士Zガンダム」から「MG 1/100 ネモ」を素組で見ていきます。

機体紹介

MSA-003ネモは「機動戦士Zガンダム」に登場した、エゥーゴの主力量産型モビルスーツです。

ジムⅡの後継機として、アナハイムエレクトロニクスが開発、ジオン系と連邦系の技術が融合された第二世代MSとなっています。

ムーバルフレームや装甲材としてガンダリム合金が採用されており、高い運動性を得た基本性能の高い量産機となっています。

また、その基本性能の高さからか、少なくとも宇宙世紀0096年(ラプラス事変)まで第一線で運用されていることが確認されています。

キット紹介

キットは2006年02月11日に一般店頭発売されています。

時期的にはガンダムMk-ⅡやゼータのVer.2.0の直後、ザク、ゲルググ、RX-78のVer.2.0より前の製品となっています。

ビームサーベル以外に流用パーツはない完全新規となっています。

関節部はポリキャップとABS樹脂の併用、ほぼフルフレームで再現されています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

パーツは完全新規で表記は「MG 1/100 ネモ」となっています。ただ、Aパーツの頭部アンテナのところに「国内用」の追加表記があります。おそらく海外版は安全面に対応して安全ダボ付きなどの変更が考えられます(再販品も)。

また、素材はPS素材とABS素材になっています。

Aパーツ

Bパーツ

Cパーツ

Dパーツ

Eパーツ

Fパーツ

SB1

PC-126

ガンダムデカール

マーキングシール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

フレーム

外装装着

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 ネモ」レビューしてきました。

以前読んだ記事で、量産機を意識しつつも(パーツ数や価格など)、しっかりマスターグレード基準を満たすことを念頭に開発した云々と記載してあったことを記憶しておりましたが、実際に組み立ててみるとまさにその通りといったキットでした。

つま先部分などのフレームはカットしつつも、MGが本来持っているモビルスーツを実際に組み立てている感覚を損なうことなく、量産機らしさを表現できていると感じました。

ただ、大きな関節部はボールジョイント接続に頼っており、20年経った今見ると、可動域などで見劣りする部分も散見されました。

しかし、ネモとしては見劣りするところはほとんどないため、1/100の立体物としては(MSの立場的に今後リニューアルされる事も無いと思われますし)、今後もスタンダードとして残るものかと思います。

主役ばかりでは味気ないので、ぜひZガンダムやMk-Ⅱの横に置いておきたい1台でした。

以上、「MG 1/100 ネモ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. パーツ数も抑えながら(ほぼ)フルフレームを再現
  2. シールドの伸縮ギミック
  3. 1/100ネモとしては唯一にして十分な内容

キットの残念ポイント

  1. 頭部リアカメラ部、シールぐらいは欲しかった
  2. 脚部を中心に目立つヒケが散見
  3. 大型ボールジョイント可動の限界を改めて実感

技術ポイント

  • ゲート ノーマル
  • 腕付け根 胴体側:2軸ピン、腕側:2軸
  • 脚部付け根 胴体側:左右連動前後スライド機能付き固定ピン、脚部側:ボールジョイント受け
  • 関節構造 ヒジ:二重、ヒザ:二重、首:胴体側2軸+頭部側:ボールジョイント+1軸
  • クリヤーパーツ 頭部バイザー、サーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士Zガンダム
  • 型式:MSA-003/MSK-003
  • 名称:ネモ
  • 搭乗者:エゥーゴ、カラバ一般兵、カツ・コバヤシ、ファ・ユイリィ
  • 所属:エゥーゴ、カラバ
  • 商品価格:3,520 円(税10%込)
  • 発売:2006年02月11日
  • パッケージ:初期MG標準(中ブタなし)
  • 積みプラ解消: -10.0cm(パッケージの高さだけで算出)

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